【体験談】スーパーの正社員きつい…やめたい瞬間とそれでも続けられた理由
【目次】
・私がスーパーを辞めたいと思った瞬間
①慢性的に人手不足(特に夜間)
②給料が他の職種に比べて低い
③他業種に比べて休日が少ない
④急な人事異動が日常茶飯事だった
⑤拘束時間が長く、サービス残業をしている社員も珍しくはない
・私がそれでも10年以上続けられた理由
①賃金交渉する
②人手不足はそれぞれの得意を見つけるチャンスと考えた
③思い切ってサービス残業をやめた
・【まとめ】心身を壊す前に
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【私がスーパーを辞めたいと思った瞬間】
①慢性的に人手不足(特に夜間)
ここ7〜8年慢性的に人手不足なのがスーパー業界です。
従業員1人1人の負担が年々増加しています。
特に夜間人員の不足はどのスーパーでも目立ちます。
夜間シフトはギリギリで組んでいるので、1人お休みするだけで回らなくなる→社員は急な残業をする羽目になります。
早番で朝から出勤していて、この急な残業が多いとテンション下がります…。
②給料が他の職種に比べて低い
→こちらの記事でまとめています。
③他業種に比べて休日が少ない
厚生労働省が実施した「平成31年就労条件総合調査」によると、日本人の年間休日平均日数は約109日です。
一方スーパーは会社によってピンキリですが、109日休める会社は大分増えたもののまだまだ少ないです。
ちなみに私が勤めていたスーパーは、ここ数年でやっと年間100〜109日休めるようになりましたが、働き方改革前は年間80日間しか休めない年もザラでした。
④急な人事異動が日常茶飯事だった
急な人事異動(3日後から別の店舗で働いて〜など)が昔は日常茶飯事だったので、せっかくシフト作って連休取得予定だったのに異動により連休取得できなくなった時は本気で仕事辞めたくなりました…。
現在は少し改善され、2週間前には知らされるようになり以前よりも猶予ができたので、異動先に相談して以前より休みも調整してもらいやすくなりました。
⑤拘束時間が長く、サービス残業をしている社員も珍しくはない
サービス残業を『しなければならない』と思い込んでいる正社員が未だに多いのが食品スーパー業界です。
そして暗黙の了解で見て見ぬふりをする店長、役員も一定数います。
【私がそれでも10年以上続けられた理由】
①賃金交渉をしていた
私は年2回のボーナス査定時に
「どうしたら査定がもっと良くなりますか?」
「どうすれば給料上がりますか?」
と毎回聞いていました。
入社当初からお給料は安すぎるし上がらないから、入社3年目から聞いていたけれども、1年目から聞けば良かったと思う。
店長に聞いても満足いく返事が貰えない時は本社担当者に電話して聞いていました。
そしてこまめに相談する。考えや目指している方向性を聞く。
店長や本社担当者は自分の考えを聞いて貰えたら嬉しいだろうし、査定をつける人達が目指している所に焦点を合わせると結果は出やすい。
媚を売る必要はない。それだといいように扱われがちなので逆効果だと思う。
相手の話を聞くだけでいい。
これをすることで働きやすくなるメリットもある。
私はこれで年収が2倍以上に増えました。
平等に評価しているつもりでも、人間だから無意識で贔屓はある。
贔屓してもらえる存在になろう。
※査定時期の質問欄は必ず記入すること。会話のキッカケにもなる。
②人手不足はそれぞれの得意を見つけるチャンス
苦手な事で結果を出せるほど世の中は甘くないので、自分の苦手は得意な人に振ろう。
必ずお互いWin-Winになるようにする。押し付けないこと。お互いメリットがあるようにする。
それぞれが得意な事を伸ばすことで仕事の効率が良くなります。
③思い切ってサービス残業をやめた
誰が何と言おうとサービス残業はしないと決める。
決めたら「どうしたらサービス残業せずに結果を出せるのか」を嫌でも考える。
最初だけ大変だけど、決めちゃえば残業代もフルで貰えて、そのお金で整体やマッサージに通って体調整えられる。
本社や店長に残業多いと怒られてからが本番。私はこのタイミングで、残業を無くす為の話し合いを本気でする良い機会と捉えました。
その後、私がなるべく残業しない方針になったので周りがしっかりしてくる→生産性が上がりボーナス査定も上がる。
そうなると自部門で特に頑張っているパートさんの時給も上げやすくなる。良いことしかない。
最初に『サービス残業しない!』と決める勇気が大事。もし転職したとしても、それだけで次の職場でも上手くやっていける。
サービス残業は自己犠牲。自分を犠牲にすると無意識で見返りを求めがちなので悪循環です。
もし退職を考えているなら退職前にまずはサービス残業を思い切ってやめてみるのも一つの手です。
【まとめ】心身を壊す前に
ここまで読んでも「やるだけやったけどもう限界…」「やっぱり転職したい…」という方は、転職エージェントに登録するのも手です。
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参考になれば嬉しいです!